近年では様々な食べ物が販売され、いろいろな味や食感のものが増えています。見た目だけでは味がよくわからない商品でも、味を想像しやすいように補足される言葉が「シズルワード」です。しかし、シズルワードはまだ知名度が低く、あまり活用されていません。そこで私は、シズルワードがもっと一般的に認知され、誰でも活用できるようになれば、商品の味や食感をイメージしやすくなり、失敗しない商品選びをすることができるのではないかと考えました。そのためのツールとして、シズルワードの認知度を向上させて関心を高めることを目的としたカードゲームを制作しました。

■「まろやかるた」の企画概要
遊びの中でシズルワードに親しみを持ってもらい、また、食べ物とシズルワードの関係性を考えることでシズルワードへの関心を高めることができる「まろやかるた」を企画しました。読み手がシズルワードを読み上げ、取り手は読み手がどの食べ物を想像したかを考えて絵札を取るというゲームです。食感系・情報系・味覚系に分類したシズルワードを組み合わせて食べ物を表現するというルールもあり、シズルワードへの関心を高めることに繋がります。